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ご存知のように、かの有名なオテルドパリに滞在し、地中海エステで名だたるテルムマランでエステ三昧をし、お買い物はフランス、イタリアの超高級品がすべて目の前に用意されている、「ゴージャスを極めよう」と思えば上限のない国、それがモナコです。
そしてそれらを身につけて出かけるパーティのなんと多いことでしょうか。そういった毎日を日常として暮らす人々のため、万全のセキュリティシステムを持ち、世界で一番安全な国とも言われているそれがモナコ。 |
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成熟された国のあり方を、住めば住むほど、訪れれば訪れただけ感じられる奥深さがここにはあります。
その一方、まだまだモナコに住み始めて短いですが、その中でも私なりのアンテナで胸が「キュン」となるものに出会ったり見つけたものを、お越しになった方にご案内して差しあげると皆さんとても喜んでくださり、「日本に帰ってからふとしたときに、あの時の時間がフラッシュバックして、是非また訪れたいです」 とメールをいただいたり、それがきっかけでハネムーンのコーディネートを頼まれたりしています。 |
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もちろんガイドブックとはまたちょっと違った地元情報ばかりですし、私の本分は夫の仕事のサポートと子育てなので、出来る範囲の中でのお手伝いになりますけれど、喜んでくださる方のそういったお声は私の励みでもあります。
そんなモナコでどんな過ごし方をするのか、何にお金を使うかは、人それぞれの価値観ですが、ハネムーンで訪れるなら、私のお勧めは「暮らすように楽しむモナコ」です。
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毎朝出ている朝市で、見たこともないような野菜や果物をかご一杯に買い、焼き立てのパンを手に、肉屋さんで生ハムとパテを切ってもらい、ワインを買ってホテルのキッチンで簡単なお料理。
形の不揃いの野菜や果物はとても味が濃くて、目が覚めるように美味しいし、ワインはその辺のスーパーで買った安物でも「うそでしょ!」ってぐらい美味しい。 |
パン屋のおばさんも、肉屋のおじさんも自分の仕事が大好きなんでしょう、元気で楽しそうに働く姿にその人たちの豊かさを感じたり、
「メルシー、ボンジョルネ!」”いい1日を”
と言われた生のフランス語の音の美しさに感激したり、数日間とはいえそうして過ごしたお二人の時間は、きっと長いご結婚生活の中でふと振り返った時、揺るぎない共通の思い出として生き続けることと思います。 |
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